VOL.28 / WEEKLY DIGEST

今週のZoho:脆弱なTLS暗号スイートのサポート終了、フィリピンで「エージェント型AI」攻勢

Zohoは6月30日、全データセンターで脆弱なTLS暗号スイートのサポートを終了し、強力な暗号スイートのみの構成に切り替えました。Zoho連携システムを運用する企業は古いAPIクライアントからの接続可否の確認をおすすめします。海外では、7月開催の「Zoholics Manila 2026」を前に、Zohoがフィリピン市場で自律型エージェント「Zia Agents」を軸としたエージェント型AI展開を進めているとManila Bulletinが報じました。今週は新規の大型発表が少ない静かな週のため、新規2件に加え、国内イベントの動向とZoho Books月次まとめの継続トピック2件を補完し、計4件をお届けします。

2026年7月6日 – 7月12日 収録トピック 4件 更新:2026年7月6日 JST

今週のタイムライン

TUE
06/30

Zoho、脆弱なTLS暗号スイートのサポートを終了 ― 全データセンターで6月30日に切り替え

Zohoは公式ブログ「Security update: Retiring weak TLS cipher suites」で告知していたとおり、2026年6月30日をもって全データセンターで脆弱なTLS暗号スイートのサポートを終了し、強力な暗号スイートのみをサポートする構成に移行した。サポート対象はTLS 1.2の「TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256」「TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384」「TLS_ECDHE_RSA_WITH_CHACHA20_POLY1305_SHA256」等と、TLS 1.3の「TLS_AES_256_GCM_SHA384」「TLS_CHACHA20_POLY1305_SHA256」「TLS_AES_128_GCM_SHA256」。最新のブラウザには影響しないが、古いブラウザや独自実装のAPIクライアントからの接続ではステータスコード400が返る場合があり、該当環境は最新版への更新が必要となる。Zoho APIと連携する社内システムやレガシー環境を運用している企業は、接続可否の確認を推奨する。

公式ブログ Zoho Blog(Security) · 記事 ↗
FRI
07/03

Zoho、フィリピン市場で「エージェント型AI」攻勢 ― Zoholics Manila 2026を前にZia Agentsを展開へ

フィリピン紙Manila Bulletinは7月3日、Zohoが7月開催の「Zoholics Manila 2026」を前に、同国でエージェント型AIを軸とした事業拡大を進めていると報じた。Zohoのフィリピン売上は2025年に前年比21%増。展開の中心は50超の製品群を横断して稼働する自律型エージェント「Zia Agents」で、①アカウントマネージャー・SDR・HR・カスタマーサポート・ITヘルプデスク等のプリビルトエージェント、②ノーコード/ローコードで独自エージェントを構築できる「Zia Agent Studio」、③パートナーやサードパーティ開発者が専用エージェントを公開・共有できる「Agent Marketplace」の3層で構成される。統合基盤「Zoho One」は全世界で75,000社超が利用し、価格は1ユーザー月額37米ドルを維持。顧客データを外部の汎用AIモデルの学習に使わない方針と、自社データセンター内でホストする独自LLM「Zia LLM」を差別化要因として挙げている。

メディア Manila Bulletin · 記事 ↗
FRI
07/03

「ITCON 2026」東京が開催日を迎える ― 次は7月16日「AI and DX Summit」大阪、9月25日「ZOHOLICS Japan 2026」へ

ゾーホージャパンが6月4日に発表していたManageEngineのフラッグシップセミナー「ITCON 2026」東京(VOL.27で予告収録)が、7月3日に開催日を迎えた。国内のZoho関連イベントはこのあと、7月16日(木)に西日本エリア初の大型カンファレンス「AI and DX Summit」が大阪で開催され(6月23日発表・VOL.26収録)、9月25日(金)には年次ユーザーカンファレンス「ZOHOLICS Japan 2026」が予定されている(6月16日発表)。夏から秋にかけて国内イベントが続くため、参加を検討している場合は各公式発表ページで最新のプログラムを確認したい。※継続トピック(イベントカレンダー整理)。

イベント ゾーホージャパン ManageEngine・継続トピック · AI and DX Summit ↗ ZOHOLICS Japan ↗
MON
07/06

Zoho Books、6月の月次アップデートまとめを公式コミュニティで公開

Zoho Booksチームは7月6日、2026年6月分の製品アップデートを総括する月次まとめを公式コミュニティに投稿した。ハイライトはISCA(不可変性・セキュリティ・保存・アーカイブ)要件に完全準拠した「フランス版」の新設(VOL.25で収録済み)。このほか、カスタムモジュールのレイアウトルール、PDFテンプレートへの附属書類(Annexure)自動添付、ビジネスロケーション別の価格リスト、在庫の自動バッチ割当(FIFO/FEFO/LIFOから選択)、米国版のWalmart連携(商品同期・受注取込・返品同期・入金消込)、Shopifyからの返品同期、韓国語・ポーランド語・ギリシャ語のUI対応などが整理して紹介されている。※継続トピック(各機能の初出はVOL.25参照)。

公式ブログ Zoho Books公式コミュニティ・継続トピック · 記事 ↗